案内役 2018-07-06 20:03:10 |
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>35 オルフェリア
ああ、君の声だけでなく料理から漂う匂いによって私の脳は十分に意識を戻している。そして、その知らせに対して私は喜ばざるをえない。以前にも口へ含んだ魚の味を忘れてはいないのだよ。
(目の前にいる彼女は、夜と一体化してしまいそうなほど真っ黒な毛皮に覆われた猫の胴体を撫でるつもりなのだろう。それを爪で払いのける事はせず、なんの文句も言わないまま大人しく振る舞っている。体内の機能に変化が訪れたため好みの範囲は広がったが、魚の魅力に関して思う事は今も変わりない。ここへ敢えて付け加えるならば、美味しいものを与えてくれる人物も現金かもしれないが決して嫌いではなく。)
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