鶴丸国永 2018-07-04 01:14:24 |
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っ……み、つぼう?
(ポタポタと頬が濡れる感覚に眉を寄せて小さく唸り薄らと目を開いて。どうやらいつの間にか手入れ部屋に運ばれていたようで、また気を失っていたのかと思い。泣き声が聞こえるとその方に視線を動かせばまるで子供のように泣きじゃくる彼の姿に僅かに目を見開き。ああ、彼はきっと今あの時のことを思い出しているのだろう、重たい身体を起こすと“まだ手入れが終わってないのに動くな”という声に聞く耳も持たず、彼を抱きしめて頭を撫でてやれば“はは…っ、大丈夫だ。きみを1人になんてしないさ”と掠れながらも優しい声音でそう言っては彼をまず安心させようとして)
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