鶴丸国永 2018-07-04 01:14:24 |
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(あの後、自室でのんびりと料理本を机に広げて冷蔵庫にあった食材で今日の昼餉は何を作ろうかと考えながら頭を悩ませ。暑い日が続くため、冷たいものでサッパリした料理と言えば─と、頁を捲りつつそこまで考えた所で突然本丸内に響き渡る様な叫び声が耳に届けばまさか──!と思い嫌な予感がして即座に立ち上がると部屋を飛び出て。第一部隊の帰還と共に本丸内に響き渡った声に廊下に出た途端、慌ただしく行き来する者達の姿を視界に捉え騒々しい空気の中急いで手入れ部屋へと走って。辿り着くと開かれたまま襖の中を覗けば、自身が来た時には既に負傷した者達は布団の上に横たわっており。其処には嫌な予感が的中して目を閉じたままの相手の姿が目に入ると、諸手を口元まで持っていき"……っ!"とあの時の光景がフラッシュバックすれば息を詰まらせ。また自分の前で"彼"を失うのはもう嫌だ、と相手の傍まで行けばその場に座り込み"…国永さんっ、目を覚まして…!お願い…、もう僕を一人にしないでよ……!"と完全に自身の瞳に映る相手の事を"彼"として見えいれば震える声で溢れる想いを告げながら涙を流して)
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