う…、 (翌日、鳥の囀りが聞こえるとムクリと起き上がり。どうやら酒は強い方だったのか身体に二日酔いなどの症状は感じずにいて。ふわりと欠伸を噛み殺せば部屋を出て洗面所に向かい。まだ早朝でもある為静かな本丸内の廊下を歩き流石にこんな早くに誰かが起きているわけもなく、手早く顔を洗えば再び部屋へと戻る途中でふと中庭を眺めては静かに降る雨の中でも鮮やかに咲く紫陽花をぼんやりと見つめていて)