…だっ、大丈夫?怪我とかないかい? (この声はもう届くことはなく部屋に戻ろうかと思った瞬間、背後で誰かの声と転んだ音が聞こえその体勢のまま顔だけ動かせば先程別れたはずの相手の姿が。驚いた表情で立ち上がると慌ててそちらまで近寄ると折角の真っ白な着物が土のせいで泥塗れになり、助けるため心配そうな声色でどこか痛いところは無いかと尋ねながら少し身体を前のめりにして相手の方へ手を差し伸べて)