…彼処に一振り目が…? (個体差はあれど本霊を同じとする鶴丸国永だからこそ一振り目の無念などが知らず知らずのうちに自身にも流れてきたのかと思っていたが、それだけではなくどうやら二人で約束を交わしていたことが分かり。以前彼が紫陽花の傍で切なそうに一振り目の名を呼んでいた訳はそういう事だったのかと見えるはずもない中庭の紫陽花が咲いているであろう場所へ視線をやり)