鶴丸国永 2018-07-04 01:14:24 |
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…どうして、と言われてもなぁ。
(風に頬を撫でられる感覚に何度目を細めただろうか、そんな時にふと背後から彼の疑問の声が上がりそちらに身体を向けじっとその言葉を聞いていて。目を伏せられると彼の睫毛が存外長いことに気付くが、今はそんなことはどうでもいい。彼の問いに少しだけ困った表情浮かべると“ただの爺の気まぐれ…と言って引き下がる訳がないか。きみが可愛いからさ、伽羅坊や貞坊と同じように可愛がるのは当然だろ?前の主は同じだったんだ。それに…、”と途中まではつらつらと話していたが最後の言葉を言いかけたところで口を噤んでしまえば言っていいのか思いあぐねているようで)
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