主 2018-06-09 10:48:12 |
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>リューマ
凄い…さっきまでとはまるで別物ですよ、これ
(生まれ変わったかのような愛刀のこれまでに無いほどの眩い輝きに息を呑み、今度は自分がこの刀に見合うだけの実力を身に付けなくてはと否応なく気持ちは高まっていって。外の喧騒に誘われるようにお礼もそこそこに外へ飛び出せば人ならざる異様な存在が暴れまわっていて)
『ええっ!?お師匠さん!?そんな呑気な…でも、今の私がどこまでやれるのか試すチャンスですよね、この刀の切れ味も確かめたいところですし…いざ、参ります!』
(一応集落が襲われている状況だというのに傍観を決め込むつもりでいるかのような相手の発言にそれでいいのか、と少しもの言いたげではあったが、よくよく考えれば彼が本気を出せばこの程度はすぐに片付けてしまうのだろうが、敢えてそうしないのは日々の修行の成果と新たな刀の力、その両方を見たいのだろうと理解すれば早速悪魔へと向かっていき)
『身体が軽い…それに何より腕によく馴染んでる。これならもっと早く、見たことのない境地へ辿り着ける…気がする…!』
(自分でも驚くほどに思い通りに動く身体は単純に日々の鍛錬の積み重ねだけではない、刀との同調というものを強く感じていて。無駄をとことんまで削ぎ落とした流れるような動きで悪魔の囲みの中を反撃の隙も与えない程の速さで切り抜けていく。やがて剣士として新たな領域へと踏み込んでいく、そんな進化の片鱗を覗かせていて)
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