ぽ 2018-05-28 00:29:23 |
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(他の客の所へ珈琲を持っていくのを横目で眺めたあと、所定位置に戻ってきた源をしつこく見つめておく。先ほどこちらから話しかけたのだがら店員として無視することはできないはずだ。じっと耳を研ぎ澄ませていると、小さな舌打ちが聞こえた。誰にもバレないようにやっているつもりだろうが、その性悪の片鱗を見つけて翔琉は口の端をあげて意地悪く笑った)
注文はね、僕とおしゃべりすること。そうだなぁ…じゃあ源さんのこと教えてもらうなんてどう?
(肩肘をつきカップを拭くために動かされている手を眺める。ゴツゴツしていて紳士ぶっている源には似合わない男らしい手だ。目の前に触れられる距離にあるのに手を伸ばしてはいけないなんて、まるで芸術作品のようだと考えつつ注文を告げる。まだ源のことはなにも知らない。他の常連客が名前を呼んでいるのをきいてはいたがフルネームは知らないし、それこそ源という名前以外はわからないことだらけだ。まずは相手を知ることからだろうと考えながら常連客の1人が気まずくなって出ていく音が聞こえると計画通りだとまた不適に笑うのだった)
(/いえいえ読みづらいだなんて、そんなこと全くありませんよ!ではこちらも背後は失礼いたしますね!)
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