風紀委員長 2018-05-22 20:30:25 |
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…会いたくて会ったわけじゃないけどな。
(笑みを溢す相手には思わず誰のせいだ、と言いたげな視線を送りつつ副委員長の話し方や相手の物言いから恐らく仲が良いのだろうと察して。彼の性格を考えれば気心許せる相手が傍に居るのは大きい事で、喜ばしい事でもあるが何となく面白くはなく。口にはしない代わりに未だ触れたままの彼の手に徐々に力を込めていき。眉を下げていた相手が表情を変えれば、それは己が望んでいたものとは違うため僅かに顔を歪めるものの紡がれていく言葉に耳を傾け、フォローのように感じる言葉もそれが世辞でない事が分からない自分ではなく。本心からのものだろうと判断して。そんな風に思ってくれているからこそ思う事は、謝らなくていいのは彼の方だということで。「…今回の騒ぎ、発端はきっと打ち合わせの事だろ?なら原因は俺にあるから、鳥城こそ謝ることなんてないんだよ。…ペナルティの件、前向きに考えてみるつもりだったんだ。ただ…上から許可貰うには対策とか足りない部分があって。その事をちゃんと伝えておくべきだったのに、あんな言い方して悪かった。」言葉足らずで済むような話でもなく、後悔が尽きないが先伸ばしにした結果招いた騒ぎの事を思えば話しておくべきだろうと漸く伝えて)
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