風紀委員長 2018-05-22 20:30:25 |
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…あんな結末、お前も望んでいなかったよな…鴉。
(セットしていたアラームによって目を覚まし、身支度を済ませながらも目覚める寸前まで見ていた夢のようで夢ではない光景が頭から離れず。愛しい相手の事を考えていれば必ず見てしまう、最も大切な存在を一瞬にして奪われたあの日。目の前に飛び込んできた″彼″が、抱き留めた自分が赤く染まっていくのを、笑顔を向けた相手をただ見ている事しか出来なかった。助けを呼んだところで止めを刺される事になるかもしれない、そう思ったのと同じぐらいに彼の死が近いと察してしまったから最期は静かに…。目尻に浮かぶ滴に気付かぬふりをして乱暴に拭い、手早く荷物を纏めては朝食も簡単に済ませ自宅を後にし。少しぼんやりとしつつも登校していき)
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