program/ (〆)

──…『自立思考型AI軍用兵器イデア起動します』……
(無機質な機会音声は、彼女の声ではなく体内に内蔵されたプログラムによるもの。淡々とした音声が流れると、ピピピッと機会音が数回ランダムになれば薄らと目が開く。深い碧と薄い碧それらがグラデーションのように美しく宝石のような瞳にゆっくりと光が宿る。それを、人間でいうなら魂の輝きと言うのかもしれない。だが、彼女のそれは違う。眼球に薄い緑色の閃光が横ラインのように流れていく。目の前に映るのは、男。年半もいかない青年であるのは目からの情報が解析していくことでわかる。だが、火薬の匂いや負傷部が見当たらないことから負傷兵でも、戦闘員でもない、ならば一般市民だろうかとプログラムが判断すると目をきちんと開けて)
自立思考型AI軍用兵器イデア。貴方を保護対象と認識しました。
(と相手の脈、呼吸、汗の度合いなどが計算されると相手の手が自分の頬に触れていることに気づき、その手をそっと離すと上空を見て今はどうやら霧が立ち込めているらしい。視界不良になると人間はパニックになる、と立ち上がっては相手の手を引きながら、｢ここは危険です。いつ上空から空撃されるか、この霧では特定できません。今すぐ屋根のある所まで避難します。こちらに付いてきて下さい｣と辺りを見ては2~3㎞先に小さな集落があるのを探知すると相手の手を半ば強引に引いて歩きだそうとして)


(/開始ロルありがとうございます！これこら、よろしくお願いします。また、何か設定やシチュエーションなどで希望や質問などあればいつでもどうぞ！背後は一旦下がりますね。)