program/ (〆)

(/こちらこそ、この度は参加希望ありがとうございます。そうですね、キャラクターのイメージとしては、少年は田舎で暮らす平凡な人間で、心優しい感じでしょうか。頑張り屋であと少し天然？というか鈍感っぽいところもあると嬉しいですね。悪魔でイメージなので、細かい所は自由に設定して頂いて結構ですよ！)

（/了解しました！それでは早速プロフ作りにかかりますね！

始まりは遺跡で出会ったところから始めますか？）

(/こちら、提供キャラのpfになります。初めは機械的な言動が多いが、少しずつ人間に似た感情のようなものを持っていく、というイメージですね。他に何か要望などあればお願いします！
開始についてですが、こんなシーンからやりたいなど要望あれば全然合わせます！)

名前/No.０(通称:ゼロ)
年齢/外見は20代前半
性別/女
容姿/淡い黄金色の髪を前下りのショートボブにしており、ウェーブが全体にかかっている。前髪は短く目にかからない程度。目は碧眼で深い青と薄い青のグラデーションになっており、少し切れ長の目元。顔立ちもシャープで可愛いらしいというより綺麗めな顔。身長は約165cmで、当時軍隊が着ていた黒色の軍服(下はズボンに膝下までのブーツ)を着用。見た目は普通の女性となんら変わらないが、中身は機械。
性格/プログラムでは、始めて自律型ロボットの成功体。そのためか知性(AI)が高く、戦闘能力も高いため多くの戦場で活躍したという。ただ、言われたことを忠実にまもる。物知りに見えるが、プログラムが古いため、今の時代に慣れるには時間がかかる。
備考/前線でも戦っていたが、もとは保身だけを考えていた軍のトップの護衛をほとんどしていた。そのためか、｢誰かを守る｣という強いプログラムが入っており、目覚めた時に目の前にいた青年を守りの対象と認識した。まだ、戦争は続いていると思っており遅れた知性を補正するには少し時間がかかる模様で、アタフタすることもあるが、ロボットのことを聞きつけて青年から奪おうとする軍や政府からの攻撃などから青年を守る時は本来の戦闘能力の高さを発揮することもしばしば…。また、青年とながく一緒にいる間に少しずつ表情がほころび、自分でも分からない胸の痛みに悩まされる。

名前/アレン・ヴォルケン
年齢/23歳
性別/男

容姿/紅い綺麗な髪を耳に掛かるくらいにまで伸ばしており、少しくせっ毛でところどころぴょんと跳ねている。眼もこれまた赤色で少し垂れ目がち。顔つきはいかにも青年という感じだが、彫りが深く整った顔立ち。身長178cmと高めの身長で、程よい肉付き。肌も健康的な色合い。黒いシャツに黒いコート、黒いズボンと、黒色が好きなのかほぼほぼ黒づくめ。

性格/普段は物静かでおとなしく、あまり感情を表に出すことは少ないが笑うときは笑うし怒るときは怒る、感情豊かな一面も見せる。また、包容力があり、世話好きでお兄さん的な性格。しかしそれが空回りして心配症なところが出てしまう。いつも他人のことを考え、それゆえに自分のことについては疎く、少し鈍感なところがある。

備考/某英国の若い学者。都市部から離れた村に住んでおり、時間がある時は都市の図書館にこもりっきりになる。人々の記憶から忘れ去られた戦闘兵器「イデア」についての文献を図書館の最奥で見つけ、旧時代の遺物が破棄されたという遺跡を見つけ、そこでイデアの一体を見つける。

(/了解です！お待たせしました。こちらのpfが出来上がりましたが気に入らないところや不備があればご指摘ください。開始は遺跡にてゼロを見つけたところから始めたいと思います。)

(/素敵なpfありがとうございます！不備なんてないです！開始は遺跡からですね、了解しました！
と、申し訳ないのですが先にレスを回して頂いてもよろしいでしょうか？遺跡での出会いなので、青年が遺跡でイデアを見つけ、機体に触れたことでこちらが目覚める、という感じにしたいのですが…どうでしょうか？)

(書庫で見つけた文献を頼りに、森の奥深く、さらに奥へと歩いており。旧時代の遺物「イデア」。本当にそんなものが存在するのか、初めは疑い半分だったが書庫で見つけた書庫によればそれは存在したと現実味が帯びてきて。文献とその他書物から導き出されたのこの先に先人たちが兵器を廃棄したとされる遺跡があるという答えが浮かび上がりいてもたってもいられずにその遺跡に向かい。森を歩いていると急に霧が立ち込め、さらに進むとそれらしき遺跡が見つかり。さっそく中に入ってみるとそこには一人の女性が眠っており。「本当にあった…」と感嘆の声を出すと傍らに文字が彫ってあり「「知的戦闘兵器イデア」…か、それにしてもこれが人工物だなんて…」と彫ってある文字を読み、どこからどうみても女性の形をした兵器を見れば「案外昔の人はこういうのが趣味だったのかも」と冗談交じりに呟けばその兵器の頬をなでて)

(/絡み文お待たせしました。申し訳ございません。当方、開始の文がかなり苦手なのでとても読みづらいと思われます。)

──…『自立思考型AI軍用兵器イデア起動します』……
(無機質な機会音声は、彼女の声ではなく体内に内蔵されたプログラムによるもの。淡々とした音声が流れると、ピピピッと機会音が数回ランダムになれば薄らと目が開く。深い碧と薄い碧それらがグラデーションのように美しく宝石のような瞳にゆっくりと光が宿る。それを、人間でいうなら魂の輝きと言うのかもしれない。だが、彼女のそれは違う。眼球に薄い緑色の閃光が横ラインのように流れていく。目の前に映るのは、男。年半もいかない青年であるのは目からの情報が解析していくことでわかる。だが、火薬の匂いや負傷部が見当たらないことから負傷兵でも、戦闘員でもない、ならば一般市民だろうかとプログラムが判断すると目をきちんと開けて)
自立思考型AI軍用兵器イデア。貴方を保護対象と認識しました。
(と相手の脈、呼吸、汗の度合いなどが計算されると相手の手が自分の頬に触れていることに気づき、その手をそっと離すと上空を見て今はどうやら霧が立ち込めているらしい。視界不良になると人間はパニックになる、と立ち上がっては相手の手を引きながら、｢ここは危険です。いつ上空から空撃されるか、この霧では特定できません。今すぐ屋根のある所まで避難します。こちらに付いてきて下さい｣と辺りを見ては2~3㎞先に小さな集落があるのを探知すると相手の手を半ば強引に引いて歩きだそうとして)


(/開始ロルありがとうございます！これこら、よろしくお願いします。また、何か設定やシチュエーションなどで希望や質問などあればいつでもどうぞ！背後は一旦下がりますね。)

…!?
(相手の頬へと触れた途端、それがスイッチになってしまったのかなにやら機械音が鳴り響き。目の前の少女、もとい戦闘兵器の目が開けば宝石のような眼球が顕になり、そしてそこに鮮やかな光が宿るとしばらく見とれていて。ハッと我に返るとあまりに急なことで驚いたのか相手から手を離して身構えるが目の前の戦闘兵器がなにやら周りの状況を分析しながらこちらの手を引くと「ちょっ…！いきなりなんだよ…！」と相手は何かと力が強く逆らえないまま相手についていき。)

(/了解しました！さっそくですがこれからの展開はどのようにいたしましょうか？)

…敵の飛行戦闘機に見つかれば、このような見晴らしの良い場所では格好の的です。少し走りますが、安全地帯に着くまで耐えてください。
(辺りをみるに、やはり数キロ先にしか集落はない。他に身を隠せそうな場所はないし、もしあったとしてもそこが安全とは限らない。ならば、せめて身を確実に隠せる場所が好ましいと状況判断すると相手の手を引いて歩きながら上記を言えば、何のことか分かっていないのか、それともパニックになっているのか、なぜか掴んだ手を振り払おうとしてくる相手に立ち止まって振り向くと相手の溝落ち部分を目掛けて、拳を、気絶しない程度に突き放す。人間の肉体においての急所は把握している。どの部分にどの程度の力を入れれば、気を失い、死に至るのか、だが今の拳では気を失う程ではなくせいぜい激痛に顔を歪め、胃の中のものを吐く程度だろうと、判断すると続けて淡々と｢貴方は保護対象です。貴方の命を敵軍から守る。それが、私に下された命令です。貴方は非戦闘員、戦う術がないのなら私に従って行動して下さい。｣とどこか冷たく、どこか無機質に左記を告げると再び相手の手を握ろうと腕を伸ばして)


(/そうですね…。こちらの勝手なイメージとしては、ゼロは自分が戦場に置かれた当日のメモリーで時が止まってしまい、19世紀末の今もその時の記憶のままで、戦争が続いていると勘違いしている。そんな中目覚めた先に青年がおり、自身に埋め込まれたプログラム、｢保護対象を守る｣というプログラムに基づき青年を存在しないはずの敵から守ろうとするが、青年に今は19世紀末で、戦争は終わったことを知らされてそれでも、守るというプログラムには抗えず(もしくは別の理由でも可)、青年の近くで行動を共にしていく……というのを考えております！その中で、イデアが残っていたと聞きつけた反政府組織的や戦争を再び臨もうとする政府の一部組織から、イデアを青年から奪い取ろうと青年にも危険が迫ってきたり、その過程で青年を守っていく……初めは、機会的で冷たかったゼロの心にも科学では証明できない感情が芽生えていく…みたいなものを考えてますね！他にも何か、もっとこうしたほうが、など意見はどんどん言ってくださいね！お互いに意見しあって、進めていきたいと思います。
まずは、この後の展開としては青年から事実を突きつけられる…という感じでしょうか。)

戦闘機って…！そんなもんもう飛んでない！
（こちらの手を引いて走りながら、なぜこうやって手を引いているのか理由を述べると、どうやら今も戦争があっていると勘違いしているようで。戦争はもう終わっている。そのことを話そうとして相手の手から逃れようとすると突然溝落ちあたりに拳が入れば「がっ…！？はっ…！」と数秒、呼吸が困難になり。初めは優しい兵器なのかと思ったが目的のためには手段を選ばないという、いかにも人工物の冷徹さが見えかけ、こちらの手をまた掴もうとする相手の手が見えるとそれを振り払い「い、いかげんにしろ…！戦争はもう終わったんだ。イデアはもう何もしなくてもいいんだ…！」と言い放ち。戦争は終わった。戦争のために作られた人形はもういらないのだ。しかし、この短い時間の中で相手に対してどれだけ人間味を感じたのか、人工物の人形に対して「いらない」と言っていいはずなのに「なにもしなくていい」と言ったのは多少なりの思いやりで。）

（/大まかな流れは把握致しました。それですと、何かの組織にイデアが狙われている時点で感情が芽生えていたりするのはいかがでしょうか？「私はこの人といたいがために戦う」という感情も素敵だと思うのですが…）

……戦争が終わった……？なら、国軍敵国、どちらが勝利したのですか？たしか、こちらが多少優勢であったはずですが…。
(相手の手を掴もうとしたが、なぜかそれは払いの蹴られた。自身の手を見ていると、目の前の青年は戦争が終わったという。今打ったのは溝落ちで頭ではない。ならば本当のことを言っているのかもしれないが、今期の戦争は終わった、ということだろうと判断してはどちらの勝利で此度の戦争は幕を閉じたのかを聞いては、相手の答えを聞く前になにかの気配を感じ鋭い双眼で視線を横へ睨むようにしては青年の頭を掴んで地面に伏せさせるように押し倒す。体格差はあれど、こちらは機械。その力、速さは人智を超えたパラメータを誇り、弾丸数発なら拳で握りつぶせる。相手の体に負担にならない程度に伏せるように指示しては)
静かに、何かいます。男です。40代くらいの中肉中背。銃を持っています。
(距離は数百ｍ、だが人間の視覚ではこの霧と距離では人間かな？とは分かっても男女の区別、服装などまでは確認することは不可能だろう。だが、こちらでは確実に目視できる。だが、それはたしかに銃を持った男だが、ただの狩人で何かを獲物を狩りにきたのだろうが、その考えは思いつかず完全に敵軍だと判断しては｢生け捕りにします。抵抗するならば、息の根を止めます｣と片膝をついた状態から足に力を入れては一気に地面を蹴りあげようと体制を低くし始めて)


(/そうですね！では、その流れでいきましょうか。また、分岐点などにきたらその都度方向性を決めていけたらと思います。)

…戦争なら国が勝ったはず…。イデアのおかげで。
(戦争が終わったという相手にとっては突然の告白に、機械故か取り乱すこともなく淡々と現状分析を進める相手に戦争の勝者を伝えると殴られたみぞおちあたりをさすりながら答えて。未だに続く痛みの余韻に耐えながら息を整えていると今度はがくんと体勢が崩れると、ガラリと視界が変わり。一瞬のことで何が起こったのか分からず、なんとか落ち着くとどうやら地面に押さえつけられているらしく。今度はなんだと思えばどうやら遠くに生体反応を確認したような言葉を聞くと、息の根をとめるという物騒な言葉が聞こえ、とっさに相手の足を掴み。それが機械の相手に無駄なことだと分かっていても手を伸ばして「まて！落ち着け！いいか、これは命令だ！」と機械ならこちあの命令を聞くはずと頭の回転を効かせてそう言って。)

(/了解いたしました！あと質問なのですが戦争が終わったことを知らないNo,0は戦争が終わる前に廃棄されたということになりますよね？そこらへんの経緯や設定もよければお聞かせ願いたいと思っております。)

…!!命令、ですか……なら従います。
(地面を蹴って飛び出せば一気にあの男の元までたどり着ける。男が引き金を引く前に息の根を止めることは容易い、など状況判断が脳内で計算されているとあとは実行のみ、という段階で足を青年が掴んでいることに気づき、一瞬振り払おうかと思ったが、次に出た相手の言葉“命令”という単語に動きが止まる。なぜかその言葉に強い強制力を感じる。それは、自分が誰かの命令で動き誰かの命令でのみ存在しているという証拠でもある。きっとこれを、人間の言葉を借りるなら“生まれ持った体質”みたいなものだろうか。その単語にだけはなぜか逆らえない自分がいる。少し戸惑ったような表情で上記を言うと警戒するように男のいた方角を睨むと男はいつ間にか居らず危険は回避されたと判断して)
…男の姿はありません。乱暴なことをしてしまい、すみませんでした。
(と、相手の手を取って立たせては｢歩きながら話しましょう｣と相手のを優しく取っては軽く引いて歩き始めては、どこから聞こうかと悩んでいたが、素直に口を開いては相手の手を引き前を歩きながら振り向ことはなく質問して)
…戦争が終わったと貴方は先程言っていましたが、もう戦争が終わって時が経っているんですよね？
(相手の言葉を聞いた時頭の中で全てが計算された。そして相手が言おうとしていることも何となくだが分かる。戦争からどれほどの月日が経過しているかなんとなくだか想像はつく。だが、それら全てを受け入れろと言われるとまだ少し時間がかかる。ふと立ち止まっては相手の方へと振り向いて下記をどこか寂しそうに言って)
もう、私の存在する理由は…ないのですね。


(/遅くなってすみません！ゼロは、戦争中にその当時の国の軍事最高責任者の防衛を目的に作られ、戦場でも彼を守りつつ戦う役目でしたが、戦況が悪化し自身の保身だけを考えていた彼が役目を放棄し逃走、その際ゼロは命令のままについていくしかなかった。そして、現在の遺跡の辺りで敵の戦闘機が攻撃をしかけ、攻撃から守ろうとしたが爆風で飛ばされ機能停止に陥った……という感じにしたいなと。そして、眠りにつくように自身の安全装置が働き、当日の記憶などをバックアップし次に起動したときにその当時の記憶が呼び起こされた…、こんな感じでしょうか。
ちなみに、その爆撃でゼロが守っていた彼は死んでいるという設定ですね。)

…ふぅ…
(いくら戦闘兵器といえども保護対象からの命令なら従わねばならないらしく、今にも飛び出しそうだった相手は落ち着きを取り戻し、息の根を止めるなどという物騒な行為が止まってほっとして。手を引かれたり、思い切り殴られたり、伏せさせられたり、兵器は忙しいなと少しずれたような考え方をすると手を取られて立たせてもらい、そのまま手を引かれて歩き始めれば「そうだな、俺が生まれるよりもずっと前。数十年前には」と相手からいつ戦争が終わったのか尋ねられるといつ頃だっただろうかと顎に手を当てながらそう言って。そのまま歩いていると不意に立ち止まった相手が寂しそうな表情をしていることに気づけば、一瞬相手の感情が見えたような気がして。平気なのにこんな表情をするのだろうか。しばしの間呆気に取られていると「理由がない…か…」と小さくつぶやけばすぐに次のように続けて)
確かにないかもしれないな…。けど、兵器でもせっかく生まれてきたならこのまま生きてみよう。存在する理由を探す暇なんてないほど、生きるのは最高なんだぞ。

(/いえいえ、こちらこそ気づけなくて申し訳ありません！
設定の件了解しました！ありがとうございます！続けて質問なのですが、イデアのエネルギー源はなんでしょうか？普通に充電式とかですかね？

あと、展開について思いついたのですが、他にも何らかの理由で廃棄されなかった、もしくは廃棄を逃れたイデアがいて、そのイデアたちと戦ったり仲間になったりなども面白いと思いました。)

…生きる理由ですか……生きる、という概念を持ち合わせていない私にとって、それが最善なのか分かりませんが……
(相手の言葉を聞くとかつての黒く染まった空、鳴り止まぬ銃声と悲鳴、絶望と悲しみ、恐怖と混沌が満ちた戦場で脆くも自身の手でひねり潰されていく人間の光景が思い浮かび、ただ誰かを守る、というプログラムだけに支配され、そこに私としての思考は無かった。いつしかそれが当たり前でになり、いつしかそれを受け入れていた。だが、目覚めればそこは時が経った未来。自分は過去に置き去りにされ、このまま自身の中の自己防衛システムの最終段階である、自身のプログラムを消去して消え去りたいと思ったが、青年は生きるというものは素晴らしいと言う。その言葉に一瞬瞳を広げると、上記を言ってから)
でも…それもいいかもしれない
(と、まだ表情は固いものの穏やかに言うと改めて相手に向き直りボロボロだが軍服を整えて敬礼すると｢自立思考型AI軍用兵器イデア、貴方の言葉信じようと思います｣と告げて)


(/遅くなりました！そうですね、エネルギー源についてはそこはファンタジーの力を借りて人間で言うと心臓の部分に半永久的に動くためのエネルギー源がある、というのはどうでしょう。しかし、長く動くためには時々再起動やプログラムの構築していくので、眠るように動かなくなることがあるという設定でも面白いかと！

展開の発想面白そうですね！どこかに組み込めれるような流れにしていきたいと思います！)

(こちらの言葉に反応するように目を見開き、生きる概念について悩む相手に対してまずい事を言ってしまったかなと思い。しかし、先ほどの寂しそうな表情といい、先ほどのこちらの言葉に反応といい、兵器らしからぬ反応を見せる相手に、やはり相手は生きているのではないかと思い。長い眠りで相手のプログラムにバグが発生したのか、それともウイルスが発生したのではないか。色々と考えているとボロボロの軍服を直し、敬礼をすれば改めて自己紹介をすると「あぁ、ありがとう。俺はアレン・ヴォルケン、これからよろしく、イデ…」と気を引き締めて、自己紹介をすればそのままイデアと呼ぶのもなんだと思えば)
…っと、イデアじゃなんだか変だな…なんか識別するのとかないのか？

(/了解いたしました！また、疑問点があれば質問します！)

…アレン、良い名前です。貴方の名前を登録しました。
(相手の名前を聞くと復唱しては馴染んだのか小さく頷いてから上記を言えば相手がこちらをイデアと呼ぶことに違和感を覚えたのか口ごもったので自分をなんて呼ぼうかと悩んでいるのかと思えば、なぜ？という疑問がわく。名前は親が子に与える最初の贈り物。それは人間同士の営みの中で生まれていくもので、自分のような物としか識別されないイデアにとっては名前なんていうものの価値などは分からないが、たしかに何か呼び名がないのも不便かと思い)
そうですね…個体識別番号は｢No.０｣です。ゼロ、とお呼びください
(少し考えるように自身の識別番号を言えばそこから数字をとった名前を言うとこれはこれでしっくりくるかもしれないと納得したのか小さく微笑んでは下記を質問して)
では、アレン。このあとのことですが……私は貴方のそばにいても良いですか？生きるという価値を、教えてください。

ゼロ…ね、よろしく
(こちらが相手に識別するものなどないか、そう問い掛ければどうやら相手の識別番号は「0」だという。ということはイデアの最初のモデルなのだろうか、違うとしてもイデアに関しての大事な鍵を握っていそうだと勝手に考え込み。すると小さく微笑んでいることに気づき、先程からロボとは思えないほどの表情を見せる相手に思わずこちらも笑みをこぼし「あぁ、いいよ…生きる価値なんて大層なもの教えれるかわからないけど一緒に探していこう」と、こちらも生まれて二十数年しか生きていない。そんな短い経験で生きる意味なんてものを教えれるかわからない。なら一緒に探してみようと相手の手を取りながらそう言って)

(/遅れました！)

ところでアレン、そろそろ雨が降ってきそうなのですが、どこか雨宿りできる場所を探しませんか？
(相手の手を今一度握り返すと、ふと空を見上げる。鉛色の厚い雲が広がりかすかだが雷鳴も聞こえる。このままでは一雨きそうだと考えるとこのままでは相手が濡れて風邪でも引いてしまっては大変だと上記を提案すると辺りを見渡して｢少し遠いですが、数百ｍ先に小屋があります。そこまで走れますか？｣とこの先に、誰も住んでいない小屋があるのを視認すると相手の手を優しく引いて走れるか、と問いかけて)

(/大丈夫ですよー！)

あ、本当だ…
(手を握り返しながら空を向く相手につられるようにこちらも空を見上げると、薄暗い雲が空を覆っており、今にも雨が降りそうな雰囲気で。どうやら小屋を見つけたらしいらしく、手を優しく引きながら問いかけてくると「わ、わかった」とその方向へと走り。ふと相手から手を握り返されると、やはり機械なのか、手を握っても本来感じるはずの体温が感じられなくて。動いているのに熱を感じられない。そのあまりの不気味な感覚に思わず鳥肌を立たせてしまい。)