2702 2018-05-12 21:51:19 |
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…
(他人が立てる物音で目を覚ますのはとても幸福なことだ。自分の側に誰かがいる証拠なのだから。物音を立てる人物がこの男以外ならば、だが。もう1週間も同じ人間が毎朝同じ部屋にいることになんとも言えないむず痒さを感じる。こんなにも長く同じ時を過ごした人間はニック史上いないだろう。ルシが起き上がる横でしばらくベッドに埋もれる。ちらりとルシの方を見てみるがまるで自分がいないかのように振る舞っていた。心に苛立ちがよぎる。別に構ってほしいわけでもないし、なんなら関わりたくない人間ではあったが…この自分の存在を無視することが許せなかった)
…はっ、挨拶もなしかよ
(吐き捨てるようにそういうとベッドから起き上がる。こんな奴が運命の相手なんて大層な奴なわけがない。そもそも運命の相手なんて、そんなものも求めていないのだ。ルシと目をあわさないまま、ニックは洗面台へと向かおうとして)
(/導入文ありがとうございます!朝起きたところとはまだギクシャクしていて良いですねーニックもまだ距離感を掴みかねていて嫌味や悪口も言うかと思いますが少しずつ二人の距離を縮めていきましょう!こちらこそ改めましてよろしくお願いします!)
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