匿名 2018-04-29 00:55:12 |
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>主様
( けたたましい蝉の声に叩き起こされる日々。只でさえ気温が日に日に上昇しているのに、更に温度が上がったように感じた。堪らず冷凍庫から二本取り出したアイスキャンディの内の一本を咥えて、窓際に腰を下ろしながら手元を見つめる。食べる予定の無い二本目は、子供の頃から一緒にいた幼馴染の分。あれから6ヶ月はあっという間に過ぎていったけど、簡単に受け入れられるはずがなかった。もしかしたら何処かで生きているかもしれない、なんて本当は頭で理解出来ててもそんなことを思ってしまう。それもこれも、きっと毎年この家に集まっているから。年を重ねていくと会える時間があまりなくて、それでも唯一集まる事が出来た親戚の家。此処に来ると会えると思ってしまうし、会いたいと願ってしまう。だから聞こえてしまったのかもしれない、聞こえてはいけない声が。反射的に顔を上げたら、会いたいと願っていた幼馴染が確かに其処にいて。やっとの思いで出した声は震えていた。 )
──な…つき…。
(/絡み文ありがとうございます。全く問題ありません!お返事させて頂きましたが、訂正など気になる点があればご指摘ください。)
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