とうけん、 2018-04-25 22:56:09 |
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…はは、分かったからそう急かすな。
(外見に合った元気さを持ち合わせた短刀達に急かされる形で廊下を歩きつつも考えるのは己の中に芽吹いた相手だけに対する特別な感情に、自問自答を繰り返し辿り着く結論は本来であれば異性のしかも同種族に対して向けるべき思いだと導き出されたが、ただの人の子でしかない己が付喪神という神の一端ともいえる相手に抱いていい感情ではなく、ましてや過去を清算しきれていない中途半端な己が白く美しい相手と釣り合うわけがないが相手の傍で笑っていたい、共に生きてゆきたいという願望とネガティブな考えがぐるぐる頭の中で回る中短刀達の声で目的地を通り過ぎようとしていたことにはっとしたように気づき、己の心配する声に大丈夫だと答えつつ相手が驚きを仕掛けるため障子の前で待機していることに気づかず襖を開いて中へと入ろうとして)
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