白い刀 と 主　/　〆

(/早速のpf有難うございます。拝見させて頂きました。ひえっ…何ともイケメンな審神者様で胸がドキドキしております(←)今からお話出来るのが楽しみで仕方ありません…！畏まりました、此方もロルが極端に長いと思いきや突然短くなる事が多々有ります;
良ければ数日振りに本丸に帰ってきた所からの絡み文をお願いしても宜しいでしょうか？)

（/そ、そんなに期待されても困ります…！わかりました、隼の設定を考慮したうえで絡み文を出しますね。）

…やれやれ、ようやく帰ってこれたな。
（複雑な事情から家出状態で現在はいるものの向こうから正式の形で縁を切られたわけではなく、どんな手段を使ったのか知らないが己に繋がる連絡先を探し当てられたため、度々実家からの呼び出しがあるのかそういう時は近侍や刀剣達を付き添わせず一人で現世へ赴くことがあり、今回もそれ絡みで数日本丸を開けていたが用も終わり本丸へと帰還し、全く変わらない本丸の雰囲気や空気にほっとどこか緊張していた神経がほぐれ、ぽつりと誰にも聞かれぬ程度に上記をつぶやくとただいまと述べながら本丸の玄関から中へと入ってゆき）

(/あ、すみません…！プレッシャーを掛けるつもりじゃなかったんです。ただ純粋に素敵な審神者様とお話出来る事が嬉しかったので…！絡み文有難うございます。此方の鶴丸に何か要望など御座いますか？)


───！！お帰り、主。待ってたぞ…！
(主が謎の用事で本丸を空けて二日経つが待てと待てども一向に帰ってくる気配すら無く、思わず口から深い溜息が出て。彼が居ない本丸は何だか寂しさ感じ内番や近侍の仕事に遣る気など無くて全然集中出来ず、長谷部に注意を受けるが全く耳に入ってこない程頭の中は好意を寄せる主の事で一杯。そのため、成る可く皆に驚きを届けて気を紛らそうと試みるも致命的な失敗で逆に自身が引っ掛かるという予想外な事が発生し。自室に居ても退屈なだけで、いつ主が帰って来てもすぐに出迎える事が出来るよう玄関の前に座っては待ち続け。突如眼前の引き戸が開いたと思えばそこにずっと待ち続けていた彼の姿があり、見る見る内にパッと嬉しそうな表情を浮かべ乍出迎え)

(そうでしたか！此方の早とちりで安心しました。そうですね、こちらとしてはどんな鶴丸でも大丈夫ですから其方の思い描いた通り自由にお願いします。)

ただいま、鶴丸。俺が居ない間変わったことはなかったか？
(引き戸式の扉を開ければ己を嬉しそうな表情で出迎えた相手に穏やかな表情でいつも通りの微笑みを口元に浮かべながら、もう一度ただいまと相手の名を呼びつつ後ろ手で引き戸を閉めると外出用の黒い革靴を脱ぎ、玄関に置かれている靴箱へときちんと靴を揃えながら仕舞うと相手の方へと歩み寄ると己が居ない間のことを問いかけて)

(/いや、何だかすみません; これからは上手く伝えれるよう言葉選びに気を付けます。了解しました、それでは一度引っ込みます。何かあれば何時でもお呼び下さいね！)


変わったことか？いや、特に無いな。それよりみな寂しがっていたぞ、早く顔を見せに行ったらどうだい？きみの帰りを待っていたからなぁ。
(眼前に居た彼が自身の直ぐ横へ移動したとほぼ同時にさっと立ち上がり、主不在の本丸内について問われるが別段気になった箇所や仲間達の体調も崩れた様子も無く何時もと変わらない近況報告をして。主の言い付けを守りこの数日間を過ごし乍大人しく帰りを待っていたが、皆元気とは言え矢張り傍を離れる寂しさはある為その中に勿論自身も含まれるが想い人の顔を見れただけで嬉しい事であり。本当は内心寂しさを埋めるようもっと傍に居たいと思っているものの、自身のような気持ちで居た仲間の事を思えば我儘なんて言える筈も無くて。この感情を抑えつつ笑顔を浮かべて言葉を続け。)

そうか。皆、何事もなく過ごせていたのならなによりだ。そうだな。もう少ししたら八つ時だから、皆を呼びに行こう。
(己の問いかけに特に変わったことはないと報告を受ければ本丸を離れている間、いつも思っていたのは本丸にいる刀剣達のことだったのか己の心配が杞憂であったことにほっとしたように安堵の表情をし、続いて発せられた相手の言葉に左手首に巻かれたシンプルなデザインの腕時計で時間を確認しつつ肯定と取れる返事を返していると己の帰還を察知した偵察や索敵が高い刀が徐々に集まってきたので相手以外の刀剣達の相手をし始めて)

………。
(玄関前で話している途中、彼の周りに仲間達が集まり始めては先程の掛けた言葉通り刀剣の相手する光景を眺めては顔も見れて会話も出来た為、短刀や脇差達に場を譲ってやり。しかし、彼の傍を離れて他の刀剣に向ける笑った顔を見れば一方的に好意を寄せているからか、ズキッと胸が痛むも平静を装いつつ一足先に広間で待つかと思い何も告げずにその場を静かに去って行き。)

…？
（相手達に比べれば若輩者だが己の元に集った刀剣達が単なる烏合の衆にならないようにと時には厳しく叱責するものの、基本的には穏やかに諭すように嗜めるのがデフォルトなため刀剣達からの信頼は厚く、短刀を中心とした刀剣達の話に相槌を打ちつつふと最初に出迎えてくれた相手の姿を探すように視線をうつすがすでに相手はその場を後にしており、もう少し傍にいて話をしたかったと他の刀剣に抱いたことがない感情が相手に対して徐々に芽吹きつつあることに気づきながらも短刀達に連れられる形で八つ時を一緒にとるため広間へと向かって歩き出して）

…よし、少し驚いてもらおうか。
(一足先に広間に着けば机の上に突っ伏して毎日のように顔を合わす機会があるからこそ、彼に対して恋心を抱いている自覚をし始めたったの二日間離れて寂しさ感じ乍も会いたい気持ちが一層強くなって。いざ顔を見た時嬉しさの余り頬は緩みきっていたが、心のどこかで他の刀剣達に向けたあの笑った顔を思い出すと俺にだけ向けて欲しい、なんて独占欲溢れた想いもあり。何とも自分勝手な考えに思わず苦笑を零せば廊下側から此方に近付いて来る足音を聞こえ、顔を上げて何やら悪戯心で驚きを届けようと障子の前にいそいそと移動しては襖を開くと同時に仕掛ける作戦で。)

…はは、分かったからそう急かすな。
（外見に合った元気さを持ち合わせた短刀達に急かされる形で廊下を歩きつつも考えるのは己の中に芽吹いた相手だけに対する特別な感情に、自問自答を繰り返し辿り着く結論は本来であれば異性のしかも同種族に対して向けるべき思いだと導き出されたが、ただの人の子でしかない己が付喪神という神の一端ともいえる相手に抱いていい感情ではなく、ましてや過去を清算しきれていない中途半端な己が白く美しい相手と釣り合うわけがないが相手の傍で笑っていたい、共に生きてゆきたいという願望とネガティブな考えがぐるぐる頭の中で回る中短刀達の声で目的地を通り過ぎようとしていたことにはっとしたように気づき、己の心配する声に大丈夫だと答えつつ相手が驚きを仕掛けるため障子の前で待機していることに気づかず襖を開いて中へと入ろうとして）

──わっ！ …っはは、驚いたか？
(障子の前に待機して居れば耳を澄ませ短刀達の話し声が聞こえ、それと同時に足音も段々と近くなり、和紙越しにでも分かる人影へ向けてにやりと小さく口元を歪め。─すると襖が開いた瞬間、今だ！と思い眼前で大きな声を上げ悪戯っぽく笑いながらお決まりの科白紡いではじっと彼の顔を見て反応を窺い。)

うわぁ？！
（何の警戒心もなく襖を開けば、突然眼前で大きな声と同時によく言われる台詞が聞こえ完全に油断しきっていたため驚いたと言わんばかりの表情と声色を出すが、すぐに誤魔化しきれないのは百の承知の上でこほんと小さく咳払いをしたのち「…っあぁ、良い驚きだった。」と今までも相手から様々な形で驚きを提供されていたため相手にとって最上級の褒め言葉をかけて）

ははっ。いやぁ、きみを驚かすのは面白いな！
(案の定、眼前で飛び切り良い反応を見せる彼の姿を瞳に映せばくつくつと喉の奥を鳴らし、思惑通りに驚きが成功したためニンマリと笑って。今日一の反応と最上級の褒め言葉を貰えてご機嫌な様子露にしつつ、驚きを届ける側としてちゃんと驚いてくれる事が何よりも嬉しくてそこに楽しさもあり。返事を返すように然う発言しては目の前から退いて。)

そうか。喜んでもらえてなによりだ。
(己の反応と褒め言葉に満足気な様子でいる相手に、人の身を得たからこそ色んなことを経験し刃生を謳歌して欲しいという気持ちから相手がもたらす驚きに対しては咎めることはあまりなく、相手の様子につられるように柔らかい表情で微笑みながら食事の際にいつも座る所定の場所へと歩を進めて)

なぁ主、きみって酒は強い方かい？
(こうして沢山の驚きを幾度となく主を含めた、本丸内に顕現済みの仲間達にも提供してきたが毎回の如く悪戯を仕掛ける自身に叱責する様子が無いため遠慮せず刺激のある日々を与えていて。ふと彼が動いたので同じく此方も近侍の席へ移動し、腰を下ろして胡座をかき視線を遣ると唐突に或る質問を投げ掛け。)

酒か？酒を飲むのも好きだし、強い方だと思うぞ。
（相手のもたらす驚きは決して人を悲しませたり傷つけたりするものではないため叱責することはなく、戦うことも重要だがどうすれば皆に楽しんでもらえるか現代でも遊戯や楽しみを惜しみなく提供していて、月に一度は何かしらレクリエーションを行っているため今回はどんなことをやろうかと所定の席へと腰を下ろしつつ考えていると不意に相手からの問いかけに少し間を置き、酒に関してはそこそこ飲まないと酔わず顔色もあまり変わらないため強い方だと相手を見ながら答えて）

そうか！じゃあ、今夜月見酒でもしないか？
(無難な質問だが酒は強い方だという情報を得ると以前から一緒にゆっくりと酒を飲みながら駄弁りたいと思っていても、彼の忙しそうな姿に中々言う暇が無ければ今度は自身が遠征中だったりと残念な事に機会が全く訪れず。そのため、今日こそは大丈夫だろうかと思いながら緩く首を傾げ酒の誘いを掛けてみて。)

ふむ、まぁ。今はそんなに忙しくないし構わない。
(酒の話題が出たのはどうやら己と一緒に飲みたいということだったようで、今のところ政府からの通知の類や探す刀剣も居らず日頃の任務をこなしつつ書類仕事をこなすだけという状況なのか、多少羽目を外しても問題ないだろうという判断から相手の誘いに応じるように肯定を示して)

…本当かい？ありがとうな。
(酒の誘いに快く応じる言葉を聞いてぱあっと表情を明るくさせ、今夜の約束をすると盃を交わす事を楽しみにしながら酒と肴の用意をしないといけないと思って居れば突然静かに襖を開く音が聞こえ。自然と其方へ顔を向けて"主様、鶴丸様。お茶をお持ち致しました。"と八つ時である為、気の利いた平野と前田が二振り揃って中へ入って来るとお茶等を目の前に置いてくれて。)

ふふ。今まではそういう場を設けたくても、互いに忙しかったからな。
(相手の誘いに応じれば表情を明るくし、礼を述べる相手に今までのことを振り返ると酒の席を設けるとしても皆で宴会をするくらいだったので、たまにはそういうことも必要かもしれないと考えていると「ありがとう。平野、前田。」不意に襖を開く音が聞こえ釣られるように其方を見ると短刀の中でもよく気が利く平野と前田が八つ時の準備のように、お茶等を置いてくれたので礼を述べつつ幼い見た目の刀剣達に対して褒める際によくする仕草なのか二振りの頭をぽんぽんと優しく撫でて)