2018-04-21 20:58:56 |
通報 |
書こうか書くまいか迷ってやめたもの。たとえ全然ピンチな状況じゃなかったとしても、それはそれで羞恥で苦悶する日比谷が描写出来るし(「…あんたに記憶の一時消去機能は」とか真顔でサポートロボットへ問いかけてみて欲しい)良いかなとも思ったけどロルが長くなりすぎる&展開進ませすぎでやめた。しかし、死亡直前はこんな感じのロルを回したいなぁ。
――…ユニ、もし俺に何かあったら、一人でパラシュートが落ちていた場所に行ってみてくれ。…ひょっとしたら、あんただけでも帰還する手立てがあるかもしれない。
(そうして、棚から手を離し距離を縮めた先は傍らの少女。ここは最悪の事態を考えて行動すべきだろうと、腰を落とし目線を合わせると共に、手中の試験管をその手に握らせ密やかな小声で上記を。そうして端的に指示を終えると、真剣な顔から一転自嘲気味に、ともすれば泣き出しそうにも見える柔い笑みを閃かせ、伸ばした手のひらでその硬質な頭をそっと撫で。「――ごめんな。あんま出来の良いご主人様じゃなくて、」こんな状況を招いた自身の不甲斐なさに忸怩たる思いに駆られるもそれも一瞬。少女の反応を待たず、すぐさま口元を引き締め腰を上げて扉を見据え。)
(…さて。こうなった以上既に腹は括ったが、目前と控える死の気配にどうにも手の震えだけが止まらず。それでも、最後の抵抗を試みるべく鞄からサバイバルナイフを取り出してはその柄を強く握って震えを抑え、高鳴る嫌な鼓動には気付かない振り、最後に臆病風に吹かれる柔な心を過重の責任感で無理矢理に封殺すれば、どうにか両の足が本来の機能を取り戻し扉の前へと辿り着く。依然カリカリと怖気の走るような音を立てるそれに、強い眼差しの下ナイフを構えて臨戦態勢を取り、いざ引き戸に手を掛けて。)
トピック検索 |