光の差す方へ【非募集】

あ、ちょっと…
（もともと体力がないために座り込んでいるのに、雨晒しではさらに体力が奪われるだろう。そんな相手を放って置けなく、声をかけるがこちらの声に反射するかのように素早くこちらから距離を取る相手は、一応生きていたようで安心して。しかしこちらに対して睨みつけるかのように目を見開いて視線を向ける相手に一筋縄ではいかないなと思いながらも、その視線は傘に行っていることに気づき。「そうか、これが怖いのか。」とつぶやけば傘をしまい、ビルに立てかければ自分が濡れることも意に介さずゆっくりと相手に歩み寄り「大丈夫、何もしないから安心して。」と、相手と同じ視線の高さになりながらしゃがみ、異形の手を片方、こちらの両の手で包み込むようにして微笑みかけるようにそう言って。）

【/すいません、書き直しました！）