主 2018-04-07 08:22:16 |
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(青年の言動にやはり嘘のようなものはみられない。それをやっと理解すれば、相手の胸元からそっと手を離す。確かにこの状況では、何の解決にもならない。それどころか、こちらが一方的にこのような言動では、青年にも失礼になるだろう。だが、まだメモリーだけでなく情報処理プログラムにも幾つかの不具合が見られる中では、やはりまだどこか信じられないものがある。もし、本当に青年の言う通り、あの多くの者の命が奪われ大地が紅く染まった戦争が終わったと言うなら、私はどれほどの時間をあの遺跡で眠っていたのだろうか。それを思い出すためにも、相手のおたがいに質問をするという提案は良い方法なのかもしれない。それを承諾するように小さく頷いて)
わかり…ました……
(そして、差し出されたタオルを見てはその時自分の身体がずぶ濡れということに気づく。寒さなど体温などないので気づくのに遅れた。服もだいぶボロボロになっておりタオルを受け取っては小さくお礼を言っては「では、お言葉に甘えさせて頂きます…」とさもそれが同然かのようにボロボロの軍服を脱ぎ出して)
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