主 2018-04-07 08:22:16 |
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戦争が…終わった……?
(部屋の中を隈無く見回しているとふと聞こえた言葉に足を止める。青年から発せられた言葉が理解できず、びっくりした表情で相手の顔を見れば相手が発した言葉を繰り返す。だが、その言葉がどいう意味なのか分からず相手へと近づいては
いつの間にか相手の服の胸元を固く掴んでおり。なぜそんなことを言うのかと言わんばかりのけんまくで、戦争が終わったということは、己の中にあるプログラムが修正されることになっている。だが、自身の中にあるプログラムは「目の前の青年を守ること」それ以上でも以下でもない。ならば、まだ戦争は終わっていないはず。だが、青年からは嘘のようなものは見てとれない。鼓動も体温も人間が嘘をつく時の状態ではないから。ならば、本当に戦争は終わったのか、と自身に問いかけるも答えは見つからない)
戦争が終わったというなら…あの方は……私がお守りしていたあの方は…?
(自身に課せられた命令は軍の最高指揮官を守ること。どんな手段を使っても守り抜くことが命令だった。もし、本当に戦争が終わったのならその人が今どこで何をしているのかそれを聞けば分かるだろうと相手に問いかけて)
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