◆ 2018-04-03 00:00:02 |
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>Leone(Event Ver.)
えっ、え、あれ…? そ、そっか。……、黙って奪っておけば良かっ――…あ、あぁっ、そう! 悪戯…! 本当に構わないんだよね、何をしても…。
(眼前にて上下する喉仏をぽかんと見つめ、安堵する反面些か残念そうな色を微かに落とすと纏ったボロ布を密かにもそもそと握り直し。一方で相手の方から悪戯の促しを得るや、はっと布下の肩掛け鞄へと急ぎ隻手を伸ばし、そして――ガシャン、と。そんな、今宵に溶け込む黒首輪の施錠音を彼の首元にて奏でると、紫の石があしらわれた南京錠から小さな鍵をそっと引き抜いて。その瞬間押し寄せた高揚に堪えきれず目の前の頭部を抱えるように肩口へ導けば、そのまま頭を撫でつつ限りなく世迷言に近しい口説き文句を怒涛の如く連ね始め。けれど共に鞄から引き抜いた柔い空色の獣耳と尻尾の感触が己が理性を呼び戻し、もし彼に特段の抵抗がないようならば慌てて身を離し続けての装着を試みようとして。…正直化け猫の仮装などに特別の興味などないが、彼に首輪を嵌めてもらう体の良い口実となるものといえばこの異形しかあるまいと。)
かっ、かわッ……! 可愛い! すっごく可愛いよ! ああぁ、やっぱり君は俺の、俺だけの天使…! レオーネ、君はきっと俺に可愛がられる為だけにこの世へ舞い降りてきてくれた小さな天使様で――じじじゃなかった! こっ、こっちも着けてくれたら完成だから……良い、かな。
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