◆ 2018-04-03 00:00:02 |
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>Noah
そうはいかないよ。客人をエスコートするのも仕事のうちだからね。それに、“なんでも”持ってくれるんだろ? 取消しなんて勿論なしだよ。ノアに使ってほしいんだから。
(言い掛け詰まらせた言葉を待たずに自然と出た言葉は、施された温情に見合っただけの価値があったのか、あからさまな反応に甘美な夢見心地に満たされる。他でもない彼が、欲に塗れただけの我儘に、ここまでの動揺を示してくれた。面を食らった理由はどうであれ、フードの奥で染め上がった紅潮は、先の水族館での出来事を呼び起こし思わず口元が綻び。悪戯に相応な理由を並べ、同じように掬い取っては早々に拒否の芽を摘み取り、駆けることなく雨風に身を晒して行き。細い櫛の歯のように規則正しく降り注ぐ雨の中、多少濡れたところで替えはいくらでもあると気にすることもなく悠然と歩み寄り、不格好にひっくり返った傘を拾い上げて。それを起こし内に溜まった雨水を捨てれば、残る雫を取り出したハンカチで拭いながら、独特の恵みの香りを身に纏い彼の居る軒下へと戻り。水を含んだ髪からは水滴がポタポタと滴り落ち、湿った衣と共に肌に張り付くも見向きもせずに無邪気な笑みを向ければ、傘を押し付けるように最後の仕上げを施して。)
――じゃあ、頼んだよ。楽器さえ濡れなければ、僕は何でもいいし。
(/温かいお言葉ありがとうございます。遅筆故、語彙力が切実に欲しい今日この頃です。笑。愚息の言葉は、その通りです。「Ti voglio bene」は直訳すると「あなたのことを大切に想っている」、加えて「sempre」は「いつも」という意味になりますので、その解釈で大丈夫です。息子様に比べ、愚息は自覚が足りないなあ…と思いつつ、楽しませてもらっています。まだどちらに転じるのかはわかりませんが、その時は宜しくお願いします!※こちら返信ご自由に。)
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