使用人 2018-03-29 21:59:11 |
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ジャッジャーン!レディースエンドジェントルメェーン!今宵の宴の準備は出来てるか?踊り明かそうじゃないかこの何もない素晴らしい日々に、さあ乾杯!( ステッキ高々 / にっこり )紳士淑女の皆様、ご機嫌麗しゅうございます。ワタクシ、今回説明係を託されました、この古びたかび臭い、板ギッシギシの【DOLLHOUSE】の使用人を勤める者にございます( シルクハット胸に当てぺこり )ん?ワタクシの名前…?アッハハハ、そんなもの今からする話にミリ単位でも必要でしょうか?ありませんよね?フフン、それではまず素敵な御伽噺からお話させていただきましょう。『6人の主人公』はじまりはじまり( くふふ )
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あるところに各国それぞれの天才が6人おりました。天才達は各国でその力を存分にふるい、そしてまたたくさんの人々を笑顔にしていました。それぞれ6人は小さな街で暮らし、その街を守れれば、その街を明るく元気な街にできれば、それだけで幸せだったと後に語ったそうです。そんな自らの才能を棚に上げず、小さな街で暮らしていた天才達のことを国の政府が放っておくわけがありませんでした。6人は自ら手に入れた権力でもない強さを見せびらかし、自己中心的に国を動かす政府のことが大嫌いでした。もちろん、6人の天才達は抗います。反抗しようとデモ活動を起こすなど数々の反抗心を見せました。それが政府の堪忍袋に触れてしまったのか否かは未だ明かされていませんが、ある日突然、6人はそれぞれの街から姿を消しました。何の前触れも、別れの言葉もなく、突然に。街の人々は大変悲しみました。そして天才達失踪から長い月日が流れ、6人のことは街からすっかり忘れ去られてしまったそうな。
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あるところに古びた洋館がありました。洋館にはたくさんの人形がひしめき合って暮らしていました。人目につかないところにありますので、滅多に人が立ち寄ることはありません。また人の気配もなく、大分前に家主の方は亡くなられてしまっているのでその洋館は人のいない空っぽな館でした。ある日、そうそう、それは大変雨の降る夜だったと思います。目を閉じた6人の少年少女が連れ込まれたのです。それは決して出逢うことのなかったであろう、6人組。そして6人は一命を取り留めました。さてはて、6人の命を救ったのはどこのダァレ?
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