(不意にパッと目を開け上体を起こすと横を見れば障子越しでも確認出来る程、廊下側が暗くなっており。少し仮眠をとる程度で寝ていた筈が気づけば熟睡してしまい、壁掛けの時計を見遣った後小さく欠伸を一つ。眠気が完全に覚めた上に空腹も感じて適当に何か腹に入れる為、立ち上がると部屋を出て厨へ直行し。厨の戸を開けると何故か彼―――山姥切国広の姿があり「…山姥切?そこで何をしているんだ」と一歩も動かずに問いかけ)