主 2018-03-19 23:18:05 |
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>>梅田
(左目に眼球が嵌め直されるが、だからといって再び視界を取り戻すことはなく、ただグチャリと人肉が犇めく音が聞こえて。もはや右目の瞳孔は開きかけ視界には何も捉えておらず、相手の影がぼんやりと見えるだけで)
…
(心の底で早く幼なじみのもとに行きたいと願いながらも生ける人間として死に抗っていた謙二だったが、抱きかかえられながら聞こえた『安心して死んでね』という言葉に再び幼なじみの姿が頭をよぎって。今度の死は大切な人を失うものでもなく、あわよくば今度こそ本当に**るのではという思いが沸くと、生きるという事象から手を離すようにふと謙二の体から力が抜けて。自分が今何をしているのか、されているのか、分からないままにベッドに寝かせられると相手の問いに答えることなく、謙二は息を引き取って)
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