「これで取り引きは成立だな。んじゃあ、後始末はうちの社員に任せてもらおうか」
裏切り、陰謀、駆け引き。巨大な都会の裏社会では東西を二分する広域指定暴力団のヤクザ達や海外の犯罪組織、外人裏社会などが街の覇を巡って血で血を洗う抗争へと発展しており、TVでのニュースの約八割がこのニュースで占められている。だが、そんな裏社会で生きる者達でもとある民間、しかも、その人のみに許された能力があり数々の組織は早々に手は出せなかった。今日もまた彼等の力を借りて組織が取り引きを行う。一つ分かっているのは
『この街の連中は誰もまともではない』
裏社会の実情
巨大な都会のネオンが煌めく路地裏では裏の世界に住んでいる者、東西を二分する広域指定のヤクザ達、海外の犯罪組織、外人裏社会がお互いにこの巨大な街の覇権を懸けて時には表に出てまで抗争を繰り広げていた。そんな中で表と裏からの依頼を受け法にも触れるような仕事まで請け負う民間の何でも請負屋『エグゼクス』、そこに所属する者は『エグゼクター(執行者)』と呼ばれ、裏の世界からも表の世界からもエグゼクターは恐れられていた。だが、エグゼクターを雇わなければ組織同士の取り引きすらもままならないほど組織同士の抗争が激化している状態だった。そして今日もまた依頼が入る。裏の世界と表の世界の両方から法に触れる依頼が