夜に咲くのは紅き薔薇（〆）

じゃあなんで人の街に住んでたんだ？
（こちらの言葉に対して眉を寄せて心外だと言えば、では何故、人ではない相手が人の街に住んでいたのだろうかと気になって。「寂しくないのか…」という問いかけはまずかっただろうか。問いかけた途端に顔をそらす相手が寂しいことは否定せず、その方がいいと言えば「…寂しくていいことなんてないよ。自分が自覚してるなら尚更よくない。」と、いくら相手が人外だとは言え「寂しい」を自覚しているならいいことなんてないと訴えて。）

えっ…？そ、それって大丈夫なのか？
（微笑んではみせたが、それは多少なりの強がりが入っており、釣られて相手が表情を綻ばせるとほっと胸をなでおろして。しかし、次に告げられた事実に目を見開いて上記のように問いかけて。血を吸わないということは人間でいう絶食のようなもので、そんな状態で生きていられるのかと、もしかしたら油断させるための嘘なのかもしれないというのに人柄故か、なによりも第一に相手の心配をして。）

（/恋愛関係への発展への流れ、条件の件について了解しました。またなにかあったら相談します！）