天使 2018-03-13 16:23:21 |
通報 |
(ふと、視線を感じサラはぱちりと目を開ける。強く吹き上げる風に艶やかな漆黒の髪を揺らしながらこちらを見つめる、月色の瞳。その瞳からサラのサファイアブルーの双眸は何故か目が離すことができずに、今まで生きていく上で関わることのないと思っていた、その上少しの恐怖心すらみ抱いていた悪魔と見つめ合う形になる。まるでそれを邪魔するかのように自身の力を存分に発揮した風に先程まで作っていた花冠の花びらや元々草原に咲いていた花びらがまるでこの場にて美しく踊るように彼と自分の間に舞い散る光景と、その奥に立ち竦む彼の金色を暫く見つめて。「貴方、は。」ぽつりと口から零れた小さな言葉は、決して故意に唇から奏でたものではなく思わず零してしまったというに正しい、実にぼんやりとした口調だった。いつの間にか自然と彼の方へと伸びた少女らしい白くしなやかな手は、彼は悪魔だと此方に囁く自身の理性すらも無視をして彼の存在を確かめるかのように真っ直ぐ彼の方へと伸ばして。)
(/畏まりました!
この後の展開ですが、ある程度決めておきますか?それとも流れに任せてしまうのもアリだと思いますが、どちらかお好きな方があればお選びいただければ幸いです!特にないようでしたら、流れに任せてそのまま進めたいと思います!)
トピック検索 |