赤の女王 2018-03-10 15:26:34 |
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(吐き捨てられた一言に思わず体が硬直するのを感じ、しかしそれら全てを覆い隠すべく何時もより尚明るい笑みを浮かべると「ごめんなさぁい」そう一言謝ろう。育ちを垣間見せる事はどうにか避けて通りたかったが、骨の髄まで染み付いた習慣は中々抜けてくれないらしい。何故だかきりきりと締め付ける痛みに知らない振りを決め込み、放られた煙草をどこか覚束無い様子で受け取って。先程まではあんなに渇望したものはいざ目の前にしてみると、そこまでの興味はない。ように思える。それでも特に理由を持たないのに手を付けるのが煙草や酒の嗜好品というもので、慣れた手つきで一本箱から引き出せば上下の歯で咥えライターをカチリ。一瞬小さく燃え上がった炎を無感動に見つめながら、喉を通り肺を満たした紫煙を諦めだとか哀しさだとかを綯い交ぜにした溜息と共に吐き出して。煙草を好む女性は異性に好かれないわよ、と女医が注意を施したこともあったかと今更思い出しても仕方がないだろうに。あーあ失敗しちゃったな、なんて髪を一房弄り回すも掛けられた言葉にはへらりと笑って困ったことがあればお願いするわと眉を下げる独特の笑いを零し。去り際の言葉に「えー、あたしはビルさんと一緒で楽しかったんだけどなぁ」なんて悔しげな顔一つせず笑顔で言ってのけるとこちらもバイバーイと手を振って。)
(/蜥蜴のビルさんには長々とお相手ありがとうございました!次はまだ絡んだことのないお方に頼もうと思いましたが例の如く主様よってお相手を指名して頂ければ幸いです…!シチュエーションとしましては、赤の騎士さんに伺っていた遊園地を訪れてみたく思っております。
それと随分今更ではございますが、初めてうちの娘のイラストを拝見させて頂きました!可愛らしく描いて頂き本当にありがとうございます、娘共々とても嬉しく思っております…!)
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