赤の女王 2018-03-10 15:26:34 |
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(/こちらこそお返事大変遅くなってしまい申し訳ありません!この時期が忙しいのは皆さん同じだと思いますので、主様のペースでお返事頂ければそれだけでもう充分過ぎるほどです…!とはいったものの、こちらも当分落ち着かない日が続きそうなため数週間おきにロル返せたらいいな、という頻度になりそうです。それでも必ずお返事は出しますので、お相手続けて頂けたら幸いです。)
(忘れていた"仕事"の二文字にう、と思わず顰め面を。自分が慕う彼にはどうしたって大嫌いな単語が付いて回るさだめらしい。それでも直接的に断られなかった、というだけで既にそれは自分の中で許可と同等の意味を成し、嬉しげに笑みを湛える結果となり。だがそこで「お仕事手伝います 」という台詞も発想も出てこないのは流石、としか言いようのない自己中心的さだろう。何せ今彼女の頭の中を占めているのは、自分が買ってきたものを美味しいといって食べてもらえた幸福感のみであり、年中お花畑のその頭は輪を掛けてふわふわとした思考回路になっている。それ故に、一度手渡されたフレンチトーストを笑顔に純粋な疑問を浮かべ見つめて。何故渡されたのか分からない、それは思考回路云々ではなく経験がないからといえばそれまでなのだが、どうやらこれは自分が食べていいものらしいと感づいてから漸く一口、ふわりとしたそれにかぶりつき。柔らかい。まず最初の感想はそれだった。確かにお店で受け取った時の温かさはなく冷えてはいるのだが、それでも時間は柔らかさを奪っていかず、そのまま口の中に広がっていく優しい甘さに目を閉じて堪能し。聞こえてきた問いかけに一も二もなく頷けば、溢れてくる感想を口にしようと思うのだが口内にはまだ食べ切っていないフレンチトーストが占領しておりもごもごと言葉にならず。喋られないもどかしさに仕方なく身振り手振りでわたわたとその感動を伝えて。数秒後、最後の一切れをごくんと飲み込んでトーストの甘さが残った指先を舌でれろ、と舐めとればお裾分けの礼を口にして。続いてこちらもまだ渡すものがあったのだともう一つの紙袋を引き寄せ「赤の騎士さんから貰ったものなの。買ってくれたのは騎士さんだから一緒にどうかって誘ったんだけど、仕事があるから二人で食べてって」そんなざっくりとした説明をくわえながら手渡すと、開けるように促して。)
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