赤の女王 2018-03-10 15:26:34 |
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(/返信かなり遅れてしまい申し訳ありません!まだこちらを見て頂けるよう祈りつつ続きを上げさせて頂きます…!)
(一人で遊園地は虚しい、という台詞にはてと首を傾げる。そういうものなのだろうか、なにせここに来てから初体験が多いもので今回の遊園地行きもちょっとそこまでといった気分で来ており。それならば確かにこの人を捕まえられたのは相手にとっても自分にとってもラッキーな出来事だったのだろう。お誘いを受けてくれた相手に笑みを向け、自己紹介を受ければ、額から生えた存在感のある角に視線をやりながら一言宜しくね、と言葉を返し。蜥蜴に騎士にユニコーン。ここにいる人達があまりに普通なため偶に忘れてしまいそうになるが、こういう時に「ああ本当に不思議の国って感じ」なんて他人事めいた感想がふっと浮かぶ。そうしてこちらは自己紹介を返さない流れもまた慣れてしまったもので、その理由を聞こう聞こうと思って結局いつまでも聞けていない。そんな思考の波に攫われかけた時、投げ掛けられた質問に意識を浮上させれば「今日が初めて!」楽しみで仕方がない、といった声色でそう答えよう。好きな乗り物と聞かれては人差し指を顎に当て暫し思案を。幾ら考えた所で訪れたこともない遊園地の乗り物に好きも嫌いもある筈がないとワンテンポ遅れて気が付けば、まだ入口だというのに気分をざわざわと高揚させる音楽に耳を澄ませ、より心惹かれた方を指差し)
んーっと、右に行かない?
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