名無しさん 2018-03-08 20:54:37 |
通報 |
>all
(突き刺さるほどではないにせよ、静かに肌へ纏わりつくような夜の外気が漂う中。今にも同化しそうな暗闇に紛れた衣服にすっかりシンボルとなっている猫耳のカチューシャを視線を外せない男は、まさか本当に生えているのかという錯覚を起こしそうにいて。壁に背を預け、両手を上げるその様子にイザベラはクスクスと笑い、僅かに肩を揺らし。反動で態勢を崩さないように拳銃を両手で握っては構え、男の頭部へ向け。助けを乞う言葉を口から出される前に、その腕が身を防ごうとする前に──発砲。周囲へ音が響き、火薬の臭いが立ち込めていき。塞がる事のない穴からはまだ生気を保つ血が溢れており。)
トピック検索 |