どうぶつ 2018-03-08 01:10:52 |
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(日干し煉瓦だろうか、何層にも積まれた正方形は一定の高さを保ったまま巨大な四角形を描いており、それなりの領土を持つ国だということが一目見ただけではっきりと伝わってくる。小国は皆貧しくて、大国は皆豊かだろうなんて安直な固定観念は持ち合わせていないけれど、これほどの国であればまともな宿と食事くらいにはありつけるはずだと推測してはゆうらり、尻尾を左右に一往復させ。しかし安堵の息を漏らすのはまだ早い、行き先の他にもう一つ注意を払わなれけばならない対象は既に己の背を離れ跳ねるような足取りで前へ前へと進んでおり、「おいこら待て、先走んな」と呼びかけを入れずにはいられなくて。無論これくらいの注意で彼女の動きを封じられるとは微塵も考えていないため、きっちりと後を追ってやることも忘れない。身軽な後ろ姿に追い付くと丁度二回目のノックが行われている真っ最中、終わった所で不意に視線を注がれては応えるように瞳を合わせ。その口が紡いだのはこれまでも幾度と無く聞いてきた心配事。それならば返す言葉も決まっている、再び視線を前に向けては「アマンダが煩すぎて入国拒否、なんてことにならなきゃいいんだがな」と捻くれた軽口で対応し。その台詞を言い終えるや否や見計らったようなタイミングで別れ始めた扉の中へすたすたと歩み入ってしまえば、早速内の世界の観察に移る。どこを見ても土の色しかない民家らしき建物の群、それをバックに此方へと近付いてくるこれまた土色の制服を纏う人間は恐らくこの国の門番なのだろう。数秒後己の姿を見て目を丸くする彼の様子を思い浮かべながら、対応は任せると言わんばかりにぺたりと腰を落ち着かせ。)
(/脳内補完大歓迎です!お互いのロルで少しずつ国の様子が見えてくればいいな、と考えております。他に質問等ないようでしたら背後は一旦引っ込もうかと思いますが、いかがでしょうか?)
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