神父 2018-03-03 22:14:10 |
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(鉛色の雲が空を覆う昼下がり、蔦が這う薄汚れた建物と塀とに挟まれるように佇む中庭にて欠伸を漏らし。先程シスター特製熱々のコンソメスープを啜ったばかりだというのに、3月のロンドンはその熱をすぐさま奪っていく。それにいつ見ても空が灰色なのは、ただ単にタイミングが悪いせいなのか、はたまた絶えず煙突から立ち上る排煙のせいなのか。考えたって僕の頭じゃわかんないか、と真っ黒いコートのボタンを弄りながら、朝からせっせと作った落とし穴を眺めた。少し寂しげな中庭の中央、よく見たらふんわり盛り上がったそれは逆によく見ないと違和感を感じない、最高傑作といえる落とし穴で。ジョウロを持ちいかにも水遣りをしている風を装いつつ、興奮でいっぱいになった胸を落ち着けるようにぶつぶつと最高傑作について呟き。)
誰が落ちるかなぁ。誰が落ちてもびっくりするだろうけど!「水やりしてるの?」だなんて聞かれたら僕、絶対笑っちゃうや。
(けらけらけら、と軽い笑い声が中庭に響いた。子供らしく無邪気で、それでいて悪意がたっぷりこもった楽しげな声。花壇に蔓延る雑草を水浸しにしながら、これから落ちるかもしれない "兄弟" へと思いを巡らせる。──彼は怒る、あの子はびっくりする、あの人は「死ぬかと思った」なんて洒落にもならないことを言うかもしれないし、彼女はそもそも落とし穴にも落ちないかも。手に取るようにわかるその反応に頬を緩ませながら、寒さで真っ赤になった鼻を啜って。)
( / 主様、並びに参加者の皆様、拙いロルとなりますがこれからよろしくお願いします!
開始早々申し訳ないのですが、暫くは私事情により返信が遅くなってしまうかもしれません……。なかなか進まない会話で1人の枠を潰してしまうのも申し訳ないので、ゆっくりでも構わないという方がいらっしゃれば絡んでいただけると嬉しいです……!受け身になってしまうのですが、また余裕が出ればこちらからも話しかけて行きたいと思います。よろしくお願いします。)
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