神父 2018-03-03 22:14:10 |
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(寒さの残る三月の初頭、午前六時前の霧が覆った街は朝日の訪れを拒むように重苦しく、湿った石畳の上を履き慣れ皺の出来た靴底で叩き付けながら芳しくない身を引き摺るよう二メートルと半分ある門の前に立ち止まり。眼前に見える古びた建物は我が孤児院、愛おしい子供達を保護し隔離する教会の前に立ちはだかる門に貼り付けられた数枚の紙切れを眺めて男は目元の皺を更に深め。そこに書き殴られた憐憫、侮蔑、心無い言葉の数々は彼らが見たらどう感じ取るだろうか、そして一体いつまでこの下らない的外れな嘲笑を受け続けなければならないのか、静かな怒りは哀しみと混ざり合い無意識に握り締める掌に痛感を与えて。ふと視界に入ったのは何処かの子供の仕業と思われし落書き、この孤児院とそこに取り付く魔物でも描きたかったのだろうか、ブレた線を書く者はうちにも居た気がする。微かに口角を緩めて瞳を細めるが数秒とて続かず、静かに張り紙を取り外し院の者にばれぬよう聖書の中に折り畳んでおき。もう時期朝食の時間だ、責任感の強い妹が丹精込めて作った食事が皿に盛り付けられている頃だろうと孤児院へ。香ばしい匂いに軽く妹に声を掛けてから子供達の寝室へ軽くノックし穏やかな口調で目覚めの挨拶を)_____お早う子供達、起きなさい。朝食の時間ですよ、顔と歯をしっかり磨いて下に降りてきて下さいね。
(/改めまして、皆様参加して頂き有難う御座います!神父の背後で御座います、早く皆さんとお話ししたいなあとうずうずしておりました…。まだプロフィールを提出されていない方もしっかりお待ちしておりますのでいつでもいらして下さいね。ロルに関しては短くも長くも出来ますので皆様に合わせて行きます。一度にお話出来る人数は4名程ですが余裕があれば声を掛けさせて頂きます。また、他の方もお話出来る人数が限られていると思いますので無理のない範囲でお相手願えればと思います!それでは宜しくお願い致しますね)
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