カタバミ 2018-03-01 19:09:33 |
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>イザベラ
(前触れもなく発せられた明るい声と共に未熟で、それでいて小枝を思わせる華奢な指先に意識が向き。その方向へ続くように空を見上げれば一体のクジラが悠々と泳ぐ光景に気がついて。こちらの片手をしっかりと握ったままだが、クジラの姿をアザレアピンクに輝く左右の瞳を外す事なく興奮する様子に思わず頬を緩ませ。以前から彼女は見たい見たいと無意識のうちにこぼしていたが、まさかこんなにも早い段階で目にするとは想像しておらず。)
良かったね、イザベラ。僕もこうやって見るのはこれが初めてだよ。あんなにも綺麗だとは思わなかった。
(しかし喜ばしい事に違いはなく心からそう伝えて。)
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