カタバミ 2018-03-01 19:09:33 |
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水彩絵の具を用いて描かれた一枚の絵画。黒い塗装で覆われ、特に装飾のない額縁は外寸:683×503mm・内寸:625×445mm、マット/板寸法:639×459mm・内寸:580×400mmといった大きさ。重量はおよそ900g。材質は一般的な絵の具、木材、PETシート、紙が使われておりこちらの方に異常性は見られない。この絵画を描いた人物の行方は現在も調査中。
雲や月、街灯などいずれも星の明るさを妨害するものはなく、周囲に建物が設置されていない平原に星空を見上げながら背中を向けて立ち、黒いズボンに白いワイシャツを着用し、焦げ茶色をした短い髪の少年のみが描かれている。普段は倉庫として扱われている小部屋に置かれた棚へしまわれている。
絵画は男女ともに30歳から無制限であり、過去に10代前半で死亡した事が前提の自分と血の繋がりを持つ息子がいた人物(以下、対象者と呼ぶ)が一人だけその場にいる状態に異常性を発揮する。また、広さなどを問わなければ窓がないように外部からの視線が侵入しない室内及び監視カメラや録音機、対象者を除く人物といった存在が皆無でなければならない。
対象者が絵画を眺めてから数十秒後に、絵の中にいた少年が目の前へ出現する。この時、絵画には少年の姿が最初から描かれていないように空しかなかったという供述が揃っている。
この現象に対象者は驚愕や困惑の反応を起こすが、短い時間で平静を取り戻す傾向に多い様子。少年は開口一番に星空へ対する称賛の言葉を並べ、次第に雑談を交えていき対象者もそれに同調していく。その雑談の内容に統一性はなく、対象者の息子の趣味や身の回りの出来事などと酷似したものである。数十分以上にわたって互いの会話が終了を迎え、「今度は一緒に星を見よう」という発言を残してから再び元の状態へと戻る。
上記を終えた対象者から集めた身体的特徴を似顔絵にすると、全てにおいて同じ顔はしておらず対象者の息子と比べて非常に似ている。性格と言葉遣いも同様。
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