七不思議に憑かれています!! ( 半指定 / 3l / 学校の七不思議 )

＞黒須少年
あーそれだそれ、黒くて晴れてる黒須少年！…あれ、何かこう…チャラっとした感じの、階段のとこにいる奴に聞かなかった？
(あっさりと自分の様な怪異に名を明かしてしまう相手の素直さは聊か不用心にも思えるものだが、それは後々教え込んでいくとして。一先ずうっかり忘れていた相手の名を思い出せたことにぱっと笑みを浮かべながら明るい声を響かせると愛称を呼びながら其方を指さし。しかし続いて相手が口にした問いに数度瞬きをすると片手で身振り手振り説明にもならない稚拙な言葉を連ねた後「ッ、んの新入り…」小さく舌打ちをしてから忌々しげに呟きを漏らし。説明が為されていなかったのならば仕方ない、気を取り直して向き直ればそのまま何処か怯えた様子でいる相手の腕を掴み。そのまま掴んだ腕を自分の胸元に引き寄せればその一部だけすり抜ける様に霊体をコントロールしたのか、ラッキースケベになることもなくその腕は胸を突き刺す様に通り抜けて)
＿＿現世と黄泉の境目を渡り、この世のものではない存在を視認出来るようになった人間。それが黄泉渡り、非現実的って思う？…でも、"私が視える"この状況が何よりの証拠だよ。