うるせェ、つべこべ言わずに…──っ!(その痛みは一瞬にして、全身に轟かせる。痛いとも言えず激痛が走ると眉を顰め、余裕どころでは無くなり相手の頭をくしゃっと掴み我慢する。やがて滴る血を舐められ少し痛みが和らいだせいか掴んでいた手を開き優しく撫でては吐息を荒々しくさせ「…なァ、俺の血は美味いのか?」己の血など飲んだ事も無いが、興味程度ならある為か一呼吸して吸血鬼である相手に聞いて)