青春いれぶん！　／　〆.

　　狩屋ユキ　／


(　もう何往復したかも分からない資料を何度も見返し今年の卒業式のプログラムから卒業式の事前に執り行う三送会等の予算案や来賓の確認を頑張って一人で進めるも限界がある。何故これら全て自分に任せられたのか、何故生徒会役員だからといって引き受けてしまったのかと後悔するもこれが終わらないことには後悔はしても遅すぎていて。そもそもまだ一年生だということだけで先輩達からこんな不躾に仕事を押し付けられるのかと半ば珍しく頬を膨らませて彼と過ごす時間を少しでも奪われてしまったことにはどうも腹立たしく、けれど仕事はきちんと真面目に机へ向かい。)




　　倉間典人　／


っうぐ。…おい多田、離れろ。
(　今日の一時限目の授業は何だっただろうか。ぼんやりと朝の寝起きの頭で考えても思い出せるはずもなくボーッとしながらとりわけ日常的な朝の登校をしていた矢先にまるで体当たりでもされたような声を出しては少し前屈みによろけ。予期せぬ出来事で身構えてなかったからかいつもなら踏みとどまっている彼女からの熱烈なアタックも油断していた自分にはクリティカルヒットしてしまい。もう慣れたと言えば嘘になってしまうし、出来れば慣れてしまいたいところであるが、毎回のように抱き着いてくる彼女の頭をぐいっと押しのけ呆れたように言葉を放ちジト目で見つめ。その実心の中では満更でもなく押しのける力も決して振り切れない強さではなく。)




(　／　そうですよ！とりあえずみんなのシュートは止めれるほどの威力はありますね(　やばい　)


あわわ、そんなそんな…！こちらもとても可愛らしい仁夏ちゃんに朝から抱き着いて貰えるなんて典ちゃんと場所変わってもらいたいです…(　やめて　)


ロルも問題ありませんし蘭丸君が蘭丸君でもうヒャッハー！(　突然の不動　)こちらの倉間君もぶっきらぼう過ぎないかと不安ですが大丈夫でしょうか…！)