戦闘狂 2018-02-14 12:22:15 |
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(震える声で告げた言葉は、気がつけばもう取り返しがつかない。自分が何を言ったかを理解して、そして、人形を見て感じたすべてが自分の勘違いであったら、単に落とすなりして壊れてしまった人形を隠していただけなのではと思い至れば、さっと顔が青ざめていき。続く相手のすっとんきょうな声。血の気が引いた顔のままゆるりと見上げれば、そこには取り乱したような相手の姿。やはり、自分の勘違いであったのか。こんなこと、急に言われたって相手も困るだけだったのだろう。苦しそうに表情を歪めながら、再度、ごめん、と小さく呟いて。嫌われてしまうくらいなら、はっきりと言葉に出されてしまうくらいなら、この場から逃げ出してすべての連絡手段を断ち切り、昔の思い出だけを残しておけば、それで。しかし、逃げるために腰をあげかけたところで目に入る。困惑ぎみであった相手に現れた表情の変化は、まさに喜色満面とでもいうかのよう。マシンガンのように紡がれる相手の言葉を、目を丸くしながら受け止め続けることしかできず。ごめん、という謝罪の言葉に、はっと我にかえって。四肢、アクロトモフィリア、切除、興奮、俺も、そう。先程よりもいっそう混乱した頭では、思い返した相手の言葉さえも途切れ途切れにしか理解ができず。けれど、相手が自分と似ていること、そして相手が自分のことを拒絶しないことを理解すれば、どすりと力が抜けたように腰を下ろして、額をおおうように右手をやり、心底安堵したような声)
俺、も、話してくれて、ありがとう。……よかった。
(/ありがとうございます!
楠木くんは普段とたがが外れた時のギャップが大変素晴らしいと思うので、このまま続けていただけたらと思います!主様のやり易いキャラクターが、きっと自然に一番魅力的なキャラクターになると思いますので…!)
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