魔女 2018-02-13 12:58:54 |
通報 |
逃げやしないさ!よろしく、セシル
(閉ざされていく扉を見ながら、自分の選択はきっと正しかったのだろうと少し誇りながら思うと、今更逃げたいなど、そんな言葉、考えすらもでてこずに仮にここで「今のはやっぱなし」なんて言ったらきっと彼女を怒らせてしまうんだろうなっと思いつつ、ここに留まる決意を改めて彼女の顔を見ながら笑う。彼女には人間を殺してしまいたいほど恨みをもっている、そんな彼女がいま人間であるこの自分を唯一残された自分だけの領域に居ることの許しを与えた。きっと、それは彼女が何かここから変わろうとしている、深く閉ざされた闇の中からほんの小さな光を見つけそこに向かって小さな1歩を踏み出したであろう、その光に向かって歩くそんな彼女の手助けに自分がなれたらいい。そんな思いを抱えつつも、どこからか、「くぅ~」っと気の抜けた音が聞こえその音は自分のお腹からというのが判明したあと、そういえば1日何も食べてないことを思い出し、「えっと・・・今後のこととか話しながら、さっきの食事の続きをしないかな?」と若干照れながらも1つ提案をしてみて)
トピック検索 |