魔女 2018-02-13 12:58:54 |
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セシル・・・いい名前だね・・・
(きっと答えてくれないだろうと半ば諦めかけていたけども、彼女は小さな声だが名前を教えてくれたみたいで、その名を聞くと心からいい名前だと思い彼女に微笑みかけながらも名を褒めた。すると、すくっと立ち上がった彼女を見てこちらも同じように立ち上がったあと彼女の言葉に、やはり自分を食べるつもりであったのとその発言をする彼女は冗談にも思えず、やはり彼女は同じ人間ではないことを改めて確信した。『逃げるがいい』彼女の言葉の後に、扉のほうをみると先ほどまで閉ざされていた扉が開いており、茨もまた出口のほうまで道が開けているのが見えた。それに、驚き思わず扉のほうまで歩いていき、外を見つめる。きっと彼女の言う通りこのままここから、逃げてしまえば今まで通りの平凡な日常を過ごしていくであろう、そしてここへ一生戻ることはないであろう彼女とももう会うことはないだろうそんな気がした。しかし、彼女の見せた悲しむ顔あの涙をこのままほっといて逃げ出してしまえば一生後悔のまま生きていくことになるそんな気持ちになりながらの生活はきっと耐えていくことはできない、そんな思い惹かれ。小さく「よしっ・・・決めた」と意気込んだあと彼女方へ振り返り「セシル、1つお願いがあるんだ、僕もここで一緒に暮らしたら駄目かな?もちろん、タダでとはいわない、君の召使いとして何でも言うことは聞くし、邪魔だと思ったら僕を食べてもいい。」彼女が人間が嫌いだと言っていた、きっとこの願いは彼女にとっていい迷惑だと思うが駄目もとで彼女に聞いてみて)
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