ぬし 2018-02-11 10:06:31 |
通報 |
____..それでも私は嫌です。( 葛藤している彼を見るなり、心苦しくローブの袖をぎゅっと握り。我が儘だと分かっていても口から零れるのは反抗の言葉で。今度はしっかりと彼の瞳を見据え「今私が1人この戦争を放棄すれば、洋の国の裏切り者として殺されてしまうでしょう。..お父様に。」過激な父は娘1人、簡単に殺して仕舞うだろう。その証拠に、自身は父に歯向かった兵士が何人も処刑されてきた様子をこの目で何度も見てきた。あまり進まない唇を開けば震える声で「..ならば私は貴方に斬られたい 私は今でも貴方の事を愛しているのです。.....いえ、本当は生きて 貴方と結ばれたかった」と、そう続けて。彼を困らせるとはわかっていても自身の想いと願いは心から溢れるばかりで、酷く幼稚で身勝手な自身を情けなく感じつつも視線を逸らす事はなく。 )
トピック検索 |