こい、いろいろ<指名制/NL>

>10 陸翔


‥ふーん、それならいいけど。
(向けられた笑みに一瞬目を奪われ静かに見詰めつつ、はっとして視線を反らせば同じように廊下を歩く生徒達の熱い眼差しに紛れる様な鋭い視線が背中を小さく刺激して本日二度目のため息。何とも言えないような想いを抱きながらも気を紛らわせようと窓の外を眺め、)


人混みじゃなくて、二人でゆっくり出来るなら‥何処でもいい。
(言いたい事は幾つかあるが一先ずは自宅に帰りたい、そう思っていたものの咄嗟に出て来た言葉は真逆で。一人の時間よりも今は彼と過ごす時間を優先したい、そう思うより先に言葉にしていたのはきっと、それだけ彼との時間が無かったから。忙しさも勿論だが周囲の目を気にして自ら口にした条件が原因、これには少しばかり反省が必要だと眉を下げて。)



（／ ありがとうございます。此方こそ、よろしくお願い致します！ ）