金襴緞子 2018-02-07 00:10:09 |
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(/初めまして、飛び入り失礼致します。一目見た時から世界観に引き込まれ、こそこそとpfを練っておりました。既に多数の参加者様がいらっしゃる中恐縮ですが、今からでも選定に加えて頂けませんでしょうか?)
名前 辻 善孝 (つじ よしたか)
性別 男
年齢 35
性格 一見すると愛想が良く飄々とした掴み所のない人物。喜怒哀楽の怒が抜け落ち、自分にも他人にも甘い。性根が軽薄でどんな状況でも平然と嘘をつき、己の都合で周囲を惑わす。呉服屋の跡取りで、早く身を固め孫の顔を見せろと両親から迫られている。恥をかきたくない一心で自身が不能で子など成せない事実をひた隠し、それが白日の元に晒されてしまう事が何よりの恐怖。子供さえ用意すれば一先ず両親の追求も止むのではと言う突飛な思い付きから、見世物小屋で目を奪われた金襴緞子の似合う娘(と思い込んでいる)を引き取る事に。謙虚に見える自虐的な言動は、自尊心の高さを他人様に悟られない為の処世術。静穏の中に身を置きながらも、無意識に理不尽な暴力や倫理など吹き飛ばす様な狂気を求めている。愛されたいし愛したい、自身の抱える秘密故に行場の無い深い情を溜め込み持て余す。
容姿 黒髪の中に年に見合わぬ白髪が少量交じり、灯りに照らされるとキラキラと光る。緩い癖のある髪はざっくりと後ろへ流され整髪料の椿が仄かに香る。痩せた瞼を強調する様なくっきりとした二重の線。切れ長の垂れ目は笑うときゅうと細まり糸の如く、薄ら緑がかった黒の瞳も見えなくなってしまう。無駄に異性受けのする優男風の顔立ちは、年を重ねた事で憂いと共に色気を帯びている。体型としてはさして痩せている訳ではなく人並みの筋力も有るが、背が高いので実際よりひょろりとした印象を持たれる事が多い。呉服屋の息子だけあって普段着はほぼ全て和装。良く着ている鈍い裏葉色の着流しは、決して派手ではないがぴったし寸法を合わせた質の高い物。
備考 老舗の呉服店『辻花屋』に生まれ、兄と姉が一人ずついる末っ子。店を継ぐ事など無いだろうと考えていたが、兄が肺病みで命を散らし姉が若い手代と何処ぞへ駆け落ちしてしまったせいで望んでいなかった次期主人の座へ引きずり出される。店の行く末などどうでもいいと言うのが本音だが、きちんと子孫へ受け継いで貰いたいと願う両親の思いを無下にも出来ず、二人が生きている間だけでも誤魔化そうと画策する。実家の離れに暮らし、仕事中以外はなるべく両親と接触しない様にと夜が更けるまで宛も無く出歩く事が常であった。男として不全ではあるがごく普通の恋愛感情は持ち合わせており、確実に脈はあるのに何も出来ないままに終わるといった悔しい恋を何度も繰り返して来た。此方の都合で連れ出してしまったと言う負い目も有ってか子供の事を心から気に掛け、これから真っ当な人生を送っていけるようにと食事などの基本的な作法から少しずつ教えようとする。
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