主 2018-02-01 18:38:25 |
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>結愛
ん? なんだ一人か?
(扉に手をかけたままそう呟くと中へ入る。『どうしたの?』という問いかけには眉をしかめたまま華麗にスルーする。やがて自身の机の前に立つと相手へ向き直って、口を開く。「つか、なんで掃除してんだ。罰ゲームか?」と。)
>悠羅
……それはオレの台詞だ。今何時だと思ってやがる。
(扉を開ききって体重を預ける。教室内を一望し、そこにいた幼馴染の寝惚け半分の顔をみたら、自然呆れた声が出た。一瞬、ちゃん付けされた事さえ忘れてそう言ったものの、すぐに不機嫌そうに「ちっ」と舌打ちをしてドアは開け放したまま室内へ足を踏み入れる。掃除後だからか、乱れなく整地された机の並びは、気のせいか息苦しく感じた。そういった枠組みがいつからだろう、苦手になったのは――。悠羅の机の横――誰の机だかは覚えていないが無礼に腰掛けて、「……で?」とそれだけ問う。それ以上は何も説明しなかった。が半眼の瞳で(何をやってるんだお前は)と訴えかける。無意識か、相手の持つシャーペンに手を伸ばした)
>琉海
琉海か。……別に、何も。
(ふいっと顔を逸らす。今あった事を説明する必要はねえ――そう思った。心配をかけたくないというよりも、琉海から「大丈夫か大丈夫か」と何度となく言われ続けるのがイヤという気持ちの方が強かったかもしれない。ふいに、チラッと相手をみる。いや、『見上げる』形となる。……いつのまにこんなにでかくなりやがった。何を食ってんだコイツは。……そんな思いで見上げていると、自然睨むような目つきとなっていて、バツが悪そうに早足で教室へ入ってすれ違った。いや、距離をとった)
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