語 2018-01-26 23:18:09 |
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あの………トイレって、何処かわかりますか。
(本の海―――そう言うに相応しいほどの本の数に圧倒され、飲み込まれ、夢中になって早二時間。架空の世界にふけっているといつも時間が立つのを忘れてしまう。一段落ついてふと現実の世界に帰ってくると、ようやく自分の生理的必要性に意識が向くようになり、この不思議な図書館に立ち寄ってから一度もお手洗いらしきものを見かけていない事に気づき。はあ、と心底面倒臭そうに椅子を引きずって立ち上がると、とろとろ最寄りの人物のいるらしき影まで足を運び、相手の目も見ずに、目線は足元をうろちょろさせながら声をかけ。それはまるで、本の世界から無理やり引き出されてしまったような、渋々現実の世界に帰ってきてやったと言うような声色で。同時に、知らない人に話しかけることへの恐怖や、それを悟られまいとおもう強がりな張りが出ているようでもあり)
神之内 凛津(かんのうち りつ)
14歳 ♀
眠そうな奥二重に切れ長の灰色の瞳。アッシュグレーの長い髪の毛は洗って乾かさずにそのまま放置したようにボサボサ。前髪も暫く切られておらず、目に被さっている。鼻は低く、寒いわけでもないのに青紫の唇は薄い、古風な日本人顔。生まれつき黄色味のある肌は色白ではないが、殆ど日焼けをしていないよう。全体的に不健康に見え、人生に飽きてしまったかのような表情はそれを否定しない。
身長も150cmに満たない。学校帰りなのか、膝丈まである白いブラウスに青いプリーツスカートとブレザーを着ている。下はタイツに革のローファー。変にアレンジせず真面目な着こなしをしているようだが、ボウタイはだらだらと緩んでいる。学生鞄の中には、普通の教科書やノートといったものの他に、おおよそ中学一年生が読んでいるとは思えないような本の数々が。必ず一冊は右手に持ち歩いている。
病弱……とまではいかずとも、人生の多くを病院の中で過ごしてきた少女。そのせいか、そうでも無いのか、ぼーっと空中を見つめて一人空想にふけることが趣味。自分の体調が優れない事や、周りと比べて体力もないことにやたら悲観的。口数も少なく大人びていているが、何かを悟ってしまって寂しくしているような子供らしさもある。ベタな王子様やジェントルマンより素直な人が好み。
指名:03
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