リルン 2018-01-22 22:08:36 |
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~プロローグ~
「ごめんね」
そう呟く声が響く。そこには赤い人形。その人形は酷い形をしていて、さらには鉄くさい臭いもする。もちろんのこと、目には光を宿さない。その奇妙な人形はふと、首が取れた。そして広がる赤い水。
「……私の力不足で……貴方をこんな目に……」
人形の前に立つ一人の少女。しかし少女もまた、赤かった。白いフリフリの服に赤い華が奇妙に咲いていた。少女は人形の首を手に取る。そして、少女は首を握り潰す。
「……処理、完了」
※1リルンとルリア(赤猫教)は同一人物です。
※2オリジナル小説です。
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